永遠なる今の中、阿弥陀仏とは不即不離
南無阿弥陀仏を唱え続ける中、あなたのハートは「永遠なる今」をここで生きることが出来ます。
それは、あなたの肉体のあるなしを超えて、ずーっと続く「永遠なる今」です。
それを、魂の世界に生きると言います。
又「永遠なる今」とは、別の言葉で表現すると、「空」ということ。
物質的には何もない。
しかし、すべてがある、空のエネルギー状態。
そこから、意識によってあらゆる物が産み出され、物質界が現れます。
空即是色です。
それが、諸行無常の世界。
しかし、色々なことが現象としては起きていても、それはまるで空を流れる雲の様に儚いもの。
揺るぎない光のエネルギーフィールドをあなたのハートの内側で感じていると、外なる世界は、ただ淡々と水が流れるままに流しておくことが出来るのです。
何が起きても起きなくても、一喜一憂しなくて良い穏やかさです。
揺らぐことのない安らぎです。
諸行無常の川の流れを、静かに眺めている様な、他力(Other-power)の人生。
確かに自分の人生であり、もちろん今居る場所にしっかりと根を張って生きてはいるのだけれど、どこか人生全般に対して一定の距離を取って、ただ眺めている様な感覚になるのです。
中立なる現実を、感情移入せずに眺めているような感覚です。
そして、しみじみと感謝と喜びをハートで感じているのです。
南無阿弥陀仏とともに、あなたの内なる波動状態に、注意と意識を向け続ける人生は、常に自分の人生を創り続けていく創造者の人生です。
エゴのコントロールを手放した完全なる受け身でありつつも、魂の願いに内側からつき動かされていくような能動的な生き方です。
南無阿弥陀仏を生きるとは、無自覚ではなく、常に意識的に、自覚的に生きる生き方です。
リラックスしつつも、自覚的。
絶妙な他力(Other-power)のバランスです。