未来への準備をせずに、今ここを楽しむ2025年
新年、明けましておめでとうございます。
2025年。
今年は、未来への不安や心配から来る、先々への準備時間を極力無くしていこうと思う。
振り返ってみると、私は、学生時代の受験勉強の癖がなかなか抜けずに、かなり余裕をもって、先々から準備しておくタイプだった。
何か途中で不測の事態が起きても、確実に間に合うようにと、私は不必要な準備をどれだけしてきたことか。
すると、未来への準備の為に、私にとって最も大切な「今ここを楽しむ心」が疎かになっていた。
今を失っていたと思う。
効率を考えることで、今ここを生きず、結局人生そのものを無駄にするという、実に効率の悪い人生を私は生きてきたと思う。
学校教育の影響もあり、私の様な日本人は実は多いのではないか。
日本には、別にやらなくても良い、無駄な事が慣習として多くあると個人的には感じている。
コロナをきっかけに多くの無駄が省かれ、「シンプルに今を楽しむ生き方」にシフトしていく流れになりつつあると思う。
又、お休みを多く取ることや、「休養学」なるものも提唱されたりしている。
休む事、止まる事は、自分(魂)と向き合う為に、とても大切な時間だ。
元野球選手のイチローが、高校生達に、外野の守備判断のコツを教えていた。
彼が言っていた一番の秘訣は、必ず動きを止めた状態で、ボールがどの方向に動くのか判断するということ。
動きながら判断すると判断が難しくなる上に、ボールをキャッチ出来る確率が悪くなる。失敗する確率が高くなると彼は言っていた。
一旦止まった状態で状況判断をすると、その判断自体が楽になる上に、正確なものになる。
せっかくのお正月休み、今年は予定を入れず、一旦止まる時間を持とうと思う。
今年の優先順位の第一位は、
今ここを楽しむ。
やらなくても良い事は極力やらず、ボール(=対応しないといけない事態)が飛んでくるまでは、前もって動いて準備をせずに、その時の今を楽しみ、ボールが来てから、一旦止まって、それから判断しようと思う。
もちろん役割として、やるべきことを最低限はするけれど、今年は、魂が本当にやりたい事を大事にしたい。
人生の最後に、後悔なく、魂が満足して旅立てるイメージで、2025年を過ごしていこうと思う。