Apr 3, 2021
逆流から自然な流れへの変容 ⑤
「悪から徳(Virtue)」への意識変容を起こす為、つまり、エゴマインドの大荒れの海から私たち人間を救い出す為、
阿弥陀仏(Amida Buddha)は、大きな願い・本願(the Primal Vow)を立てました。
その結果、阿弥陀仏(Amida Buddha)は、念仏(the Nembutsu)になることにしました。
なぜなら、いつでも、どこでも、誰でも念仏(the Nembutsu)をとなえる(recite)ことができるからです。
念仏(the Nembutsu)は、どんな「エゴマインドの大荒れの海」をも渡ることのできる「大きな船」に例えられます。
外の世界がどれだけ大荒れでも、あなたが念仏の船に乗船中であれば、あなたの意識は、常に静寂の「今」の中に留まることができるのです。
念仏(the Nembutsu)に込められた阿弥陀仏(Amida Buddha)の願いに気づいたあなたは、自分のマインドが大荒れの海のような状態であると気づくことができるのです。
そして、あなたは意識を内向きに反転させ、念仏の大きな船に乗船します。
それは、あなたの心(heart)の中の「氷=問題」が徐々に溶けて、「水=中立な現実」に戻っていくことでもあります。
つまり、あなたの中にあるエゴマインドに気づいた時が、念仏(the Nembutsu)をとなえる(recite)時なのです。
あなたのエゴマインドに駆り立てられていた「自力(self-power)」と対比して、このような自然のエネルギーの流れに同調している生き方を「他力(Other-power)」と言います。