現実創造の仕組み ①
どのようにして、一人一人の現実が作られるのか?
仏教もその内容を伝えてきたと思います。それでは、「意識とエネルギー」の観点から、現実創造の仕組みをお話ししたいと思います。
この話は、このブログ記事からシリーズで続きます。
仏教では、現実を作る原因は、それぞれの人の3つのカルマ(業)であると言います。
①行動
②言葉
③感情・意識
これら3つが現実を作る「原因」です。
特に、③感情・意識が一番重要で、すべての現実を生み出す根本になります。
順番で行くと、
③感情・意識
→ ②言葉
→ ①行動
→ 現実となります。
現実(結果)は映画のスクリーンに映った映像のようなものです。
そして、それぞれの人のカルマ(原因)が映写機にセットされたフィルムのようなものです。
現実(外にある結果)を変えたければ、映写機のフィルム(内にある原因)を変える必要があるのです。
つまり、あなたが目の前にある「環境や状況や他人」を変える為に、何か行動をするわけではないのです。
逆に、イライラしているあなた自身のカルマを阿弥陀仏(Amida Buddha)にまかせ、光あふれる内なる意識状態に戻ることに集中するのです。そうすると、あなたは抵抗を手放して、目の前の現実をそのまま放っておくことができるのです。
その結果として、徐々にあなたにとっての現実が変わっていくのです。
その実践方法を仏教は伝えているのだと私は思います。
本来、現実は、良いとか悪いという意味を持たない「中立」なものです。
ところが、人間は皆「こうあるべき」という「色眼鏡」をかけて現実を見て、自分にとって良いか悪いかの判断をしています。
そして、あなたは自分の思い通りではない現実に対して、ネガティブな感情を抱きます。
そこで、あなたは不快な現実を変えようとするのですが、なかなか変わりません。
アインシュタインも言っているように、問題を生み出した周波数と、解決の周波数は異なります。
問題を生み出したマインドセットでは、決して解決はできないのです。
言い換えると、現実ごとに登場人物を変えながら、似たような問題を永遠に作り出し続けるのです。
ですから、例え環境や状況を変えても、問題の種類は変わりません。
それは、あなたのカルマ(=映写機のフィルム)を変えていないからです。
ところで、本来、中立である現実を問題視しているのは、人間に内在している「エゴマインド」の働きです。
このエゴマインドとうまく付き合うことで、あなたは解決の周波数に移行することができるのです。
ということで、次回は「エゴマインド」の特徴と対応策についてお話しします。
(②に続く)