Feb 13, 2021

睡眠とひらめき—すべてがある場所

昨年、私の意識が大きく変わったきっかけは、睡眠中の体験でした。

それは、父がこの世を去る(passed away)前後の時期でした。

夢の中で、私は無限なる光の空間の中に存在していて、それが人間の本当の意識状態であると体験したのです。


それは、エゴマインドが完全に静まった状態でした。

その場所は、すでにすべてがある場所なのです。

それゆえに、存在そのものへの感謝がある。

喜びと幸せと豊かさなどを感じられる光の空間。

その空間は、「今(the now)」の中、「人間の意識の内側」にしか存在しない。

今に居る=垂直軸

永続する豊かさや喜びは、外側の現実の中には決して見つからない。

目が覚めた時、その夢の中の体感がはっきりと残っていました。

そんな日が、何日間か続きました。

それは、今まで瞑想中に体験していた意識状態よりも、より鮮明でリアルな体感でした。

それ以来、それまで私が学んできた仏教書や哲学書が何を伝えていたのか納得することが出来ました。

私にとって、今まで体感を通して分かることが難しかった言葉たち。

それらは、人間の内なる意識の変容についての、具体的な描写だった!

そう分かった時、今までの学びのすべてが私の中でつながりました!

寝ても覚めても、私が夢の中で体感できた「この光あふれる意識状態」を保ちながら生きることが重要なのだと感じたのです。

すると、浄土真宗の本願寺第八代門主(Monshu)であった、蓮如(Rennyo Shonin:1415-99)が書いた「御文章・御文(The Letters)」。

この内容が、私には非常に良く分かるようになったのです。

「寝ても覚めても隔てなく念仏(the Nembutsu)をとなえる(recite)べきだ」。

「阿弥陀仏(Amida Buddha)は、念仏(the Nembutsu)の行者(実践者)をその(one’s)光明の内に迎え入れる」。

これらの言葉の意味を、私は以下のように解釈しています。

24時間、静寂なる内側の意識の中に留まる。


=すべてが存在している意識状態に留まれば、自然と「感謝と喜び」が湧いてくる。


そして、すべてが存在しているという豊かさの意識状態で、自分の願いを現実化していく生き方。

その人にしか放てない光の色で輝く生き方。

それが、「Follow your heart」。

このブログのテーマでもあります。

「阿弥陀経(Amida Sutra)」の中には、命がつながり合う「お浄土(Pure Land)」の様子が、次の様に描かれています。

青い色の花は 青い色の光で輝き、

黄色い色の花は 黄色い色の光で輝き、

赤い色の花は 赤い色の光で輝き、

白い色の花は 白い色の光で輝き、

すべて美しく、

それらの香りは 気高く清らかである。
  

念仏(the Nembutsu)によって意識的に今を生きることで、それぞれがオンリーワンの色で存在の輝きを放ち続けるのです。

最近、私は何か知りたいことがある時は、寝る前に、内なる意識に向けて質問をしています。

すると、私が真夜中や朝、目が覚めた時、その答えがひらめいているのです。

睡眠を通して、私は無限(infinite)に広がる意識と対話しているような気分です。

私にとって、睡眠とは、ただ単に脳と体を休めるだけの時間ではなくなりました。

それは、私たちの意識がスピリットのホームに帰る時間です。

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