リラックスできる時空間–ゆるめる力
交感神経優位から副交感神経優位にスイッチできるお休みの時間。
特に、今の様な、この変化の多い時期は、お休み中に、いかにリラックスできるかが大事だと思う。
やはり、仕事中は、あなたのマインドはクルクルと高速で回りがちだ。
だからこそ、その高速回転しているマインドの動きを一旦停止し、「静かなる意識」に戻る時間が大切だと思う。
例えば、ゴムでもピンピンに伸ばし切っていると、ちょっとした衝撃が加わると、簡単に切れてしまう。
人間の身体も、同じように物質だからこそ、似たような現象が起きてしまうのだ。
お休み期間中に、十分に緩めることが出来れば、又必要な時には適度な緊張感を持って活動することもできる。
ところで、最近「休養学」という本を読んだ。
休養の大切さや具体的な方法が書かれていたのだが、私も試してみようと思う点があった。
まず一つ目は、先にお休みの予定を入れて、それから、仕事の予定を入れるという点。
ドイツでは、新年の一番初めに、職場の皆が、それぞれの長期休暇を入れて調整するところから、一年の仕事が始まるという。
まず、休みを確保して、その残りの時間で仕事をするという考え方だ。
そして、仕事が一段落しなくても、お休みの日には、とにかく休むということ。
そうすれば、決められた時間内に仕事を終わらせようとするので、結果、効率が良くなるというのだ。
仕事というものは、際限なくあるし、次々と別の仕事も入ってくる。
優先順位の第一位を、仕事ではなく、「休み=休養」にするというのは、日本人には大切な考え方だと思う。
そして、二つ目は、休養と仕事の順番だ。
平日に仕事をして、疲れたから週末休むというのが、従来の考え方。
それに対して、週末に十分休んで、フルに100%充電できた状態で、平日働くというのが新しい考え方だ。
つまり、お休みが始まる土曜日が1週間の始まりと捉える発想だ。
スマホに例えてみると、お休み期間中は、あなたの心身の充電状態を元々の100%に戻すための時間らしい。
疲労してから休むのではなく、疲労しそうだから、先に休んで、エネルギーを蓄えておくと言う発想だ。
三つ目に、その為には、単に寝たりゴロゴロと横になったりするだけではなく、十分に休んだ後、軽い運動など体を動かして活力を蓄えると言うのだ。
最後に、アスリート達がやっているように、毎日、自分で自分の「体の声」を聞いて、それを簡単に日記にメモしておく。
すると、自分自身で、自分にとっての活動と休息の心地よいバランスが感覚的に分かるようになると言うことだ。
自分の体調は、本当は自分にしかわからないからだ。
「体の声を聞く時間」を毎朝取ると言うことで、これは、毎朝のカフェお朝事(Morning Dharma Cafe)の中に、そのような時間を入れても良いと思った。
そこで、今朝から実践している。
と言うことで、なるほど、エネルギー循環の観点から見ても、納得できる点が多々あった。
ただ、自分がリラックスできるパターンや心地よい生活のペースと、家族のそれとは違う。
だからこそ、共同生活をしていく上で、どうすれば、お互いがともにリラックスできるかは、話合いながら、色々と試しながら、ちょっとずつ一緒に創っていくしかないと思う。
自分のハートの声を聞きつつも、家族のハートの声も尊重して、お互いにとってのリラックスできる時空間を共同創造出来れば、最高だ。
さぁ、あなたの体と魂は、どんなことをして休日を過ごしたいと感じているだろうか?
今夜、あなたのハートに問いかけてから寝てみると、きっと明日の朝、目覚めとともに、その答えがやってくるだろう。
睡眠中に、あなたともう一人の(魂の)あなたとの対話が始まる。
慣れてくると、本当に楽しい魂の対話時間だ。