すべての感情を光のエネルギー状態に戻すプロセス
喜怒哀楽など、気持ちがジェットコースターのようにアップダウンする感情を捉えたら、内なる意識の海の中、一つ一つ本来の光のエネルギー状態に戻していく。
すると、何もジャッジせず、物事を中立に見るニュートラルな意識状態に戻ることができる。
そして、自分自身の光の密度がどんどん濃くなるように、全身のすべての細胞に深く刻み込まれている過去世からのカルマを、次々と光のエネルギー状態に戻し続けていく。
日常で起きることを通して、私は内側の思考や感情がどう動くかを観察している。これは顕在意識の浄化(クリアリング)。
そして、夢の中では、潜在意識にある感情を捉えやすい。朝起きた時、私は捉えた感情を、意識の中で光のエネルギー状態に戻している。
その様に、寝ても覚めても、気持ちがアップダウンする感情が出てきたら、それらを光のエネルギーに戻すようにしている。エゴマインドから来るその感情達を使うことは、もうやめよう。
それらを捉えたら、ただ中立の光に戻す。
その様に、本来の光のエネルギー状態に戻っていく魂のプロセスに、意識を集中する。
それが、『般若心経』の有名な一節。「色即是空」の意味だと私は捉えている。
らせんを描く様に、軽やかに上昇する光のエネルギーは、まるで天に昇っていく龍のようだ。
その光のエネルギーが、再び願いを抱き、この物質世界に降りてきて、その願いを物質化させる。
それは、まるで天から地へと龍が降りてくる様なもの。
それが「空即是色」の意味だと、私は捉えている。
エネルギー化 ↔️ 物質化
この循環が、「永遠なる今」において、意識とエネルギーの世界で起きている。
そして、私たちは一人一人皆、それぞれ違う願いを物質化する為に、この世に肉体を持ってやって来ている。
あなたがそれを思い出して、それに集中した時には、あなたはあなたにしか出せない色で光り輝くこととなる。
それが『阿弥陀経(Amida Sutra)』で説かれている「青色の蓮は 青の光で輝き(青色青光)、黄色の蓮は 黄の光で輝き(黄色黄光)、赤色の蓮は 赤の光で輝き(赤色赤光)、白色の蓮は 白の光で輝く(白色白光)」の世界。
そして、それが、蓮の台座の上で光り輝く阿弥陀仏(Amida Buddha)の姿でもある。
「帰命=南無(Namu)」=私は完全に身も心もおまかせします、阿弥陀仏(Amida Buddha)。
これは、魂としての命のあり方に帰っている状態。
つまり、南無阿弥陀仏のあり方。
そして、仏教において、怒りを象徴する「火」と貪り(むさぼり)を象徴する「水」。
これらの感情は、人間が生きている限り自然と湧き出てくるもの。
だからこそ、この火と水を統合して、生涯、それらを「光の意識とエネルギー」状態へと軽やかに転じ続けていけるのが、南無阿弥陀仏の道。
それが、有限なる肉体を持ちながらも、「永遠なる今」の中、ハートで感謝と喜びを感じつつ生きることができる道だと思うのです。
この静かで穏やかな「感謝と喜び」は、外的状況に一切影響されることなく、あなたのハートで感じることができる魂の状態です。
アップダウンすることがないからこそ、「金剛心」と呼ぶのです。
そして、その「永遠なる今」とは、あなたの肉体の有る無しを超えて、永遠に循環し続ける「意識のエネルギー」なのです。
それを、あなたの呼吸とハートを通して感じるのが、南無阿弥陀仏の声なのです。