Jan 10, 2025

長く続けていくための休む勇気と工夫

今この時期は、あなたや家族が完全にリラックスできる時間を確保する工夫が必要だと感じる。

なんだか、社会の変化の中で、色々な事が、以前のようにはいかなくなってきている。

新しい状況にいかにうまく対応できるか、今までのやり方を柔軟に変えていけるかが、私たちに求められているように思う。

頑なに従来通りを維持し続けようとすると、無理が生じる。

最近、歌舞伎役者の市川団十郎さんのインタビュー番組を見る機会があった。

そこで彼が語っていたのは、古くからの伝統を守る為に、時代の変化の中で、変える必要のある事を、敢えて変えていく勇気についてだ。

以前、歌舞伎の興行は、25日間、休みなく、昼公演と夜公演が行われていたらしい。

しかし、あまりの過酷なスケジュールに、体調を壊す役者達もいることから、持続可能なあり方にする為に、休演日を設けることにしたと言う。

調べてみると、3日の休演日があり、公演期間中は、5日ないし6日の公演ごとにお休みが入るようになっていた。

しかし、江戸時代から何百年と長く続く伝統を変え、休みを取る事は、非常に難しかったと彼は語っていた。

日本では、休みなく頑張ることが美徳とされ、逆に、休むことに対して否定的な見方がある。

ひたすら休みなく走り続ける

お寺や神社も365日休みはなく、毎日開門し、それが何百年と続いている。

しかし、私たち人間は休まず働き続ければ、いつか限界がきて倒れてしまう。それが、過労だ。

しかし、誰かが倒れてからでは、遅いのだ。

倒れる前に、無理を強いる状況を変える必要があると思う。

日本社会において、休むことには、勇気と工夫が要る。

そして、その勇気と工夫は、本当に、魂の願いを叶える生き方がしたいとあなたが願った時、ハートから湧き出てくるような気がする。