何もせずに、そのまま放っておける力
家族から、お休み中に仕事の話をするのはやめてほしいと言われた。
私は、何でも改善しようという欲求があるらしく、こうすればもっと良くなるのではないかと思う事を、すぐに家族に話してしまうらしい。
それが、彼らにとっては煩わしく、リラックス出来ないから、やめて欲しいと言われた。
私のせかせかと動く忙しない雰囲気が、家族のゆったりとした雰囲気を壊しているそうだ。
なるほど。
確かに、私は愛知県出身で、TOYOTAの改善方式のように、何でもより良く改善していこうという気質が、無意識のうちに自分の中に根付いてしまっている。
それは仕事においては良いかもしれないが、日常生活の中でもそれをやってしまうと、常に足りない所、改善すべき所に目を向けてしまう。
気をつけないと、私は、今あるものではなく、常に、無いものに意識が向いてしまう。
しかし、問題だと思う現実に私が意識を向け続けることで、
実は、際限なく、私の意識が、改善すべき問題を生み出し続けていたのだ。
人間の意識(原因)が、
その人にとっての現実(結果)を創り出している。
だからこそ、今年は、問題だと思う状態から意識を外して、何もせず、そのまま放置してみよう。
これは、私の意識の力への信頼度が試されると思う。
何か改善する為の行動をしなければ、状況がより悪くなるのではないかというのは、不安であり、恐れであり、心配の波動だ。
そして、実は、その波動が、次なる問題を創り出しているのだ。
逆に、解決の波動であるのは、信頼であり、安心であり、感謝であり、委ねる気持ち。
途中、一見悪化する様に見える事もあるかもしれないが、最終的には、収まるところに収まり、自然と解決していく。
その望む結果に意識を向けつつ、
今ある現実の中で、
今ここを楽しみたい。
思えば、自然界は、何も私達が作為的なことをしなくても、常に調和し、美しく存在している。
例えば、落ち葉や雑草も次の命の養分となりながら、常に命は循環している。
そして、自然界の植物達もそうであるように、
あなたの意識が、常に「今」の中に存在する時の力強さ
このことを体感する2025年にしようと思う。