エゴマインド攻略ゲーム
肉体を持って生きる今世の人生。それは、自己の中にあるエゴマインドから解放されるための、攻略ゲームのように、私は感じています。
エゴマインドの思い込みは、私たち一人一人の幼少期からの様々な経験を通して、徐々に形成されてきました。
紙に書いて自分自身と対話をしてみると、過去の記憶の中から、ずっと自分を縛ってきた「思い込み・マインドセット」を発見することができます。
ところで、現実は、常に良いも悪いもない「中立」です。
その現実を、自分の思い込みの「色眼鏡」を通して見ることで、私たちは自分にとって「良い」か「悪い」か、「得」か「損」かと判断・ジャッジしているのです。
直視することを避けてきた自分の嫌な過去を紙に書いて、客観的に眺めてみると、長年自分を縛ってきた「思い込み・マインドセット」に気づくことができます。
それは、自分の心の中にある「氷」に気がつくようなものです。
本来は、中立であったはずの現実。
それを、エゴマインドの「色眼鏡」を通して判断することで、「問題=氷」にしていた原因は、実は自分自身だったのだと気づきます。問題を作り出していたのは、自分なのです。
その時、心の中の氷(=問題)が溶けて、水(=中立な現実)に変容して、あなたのエネルギーが流れ始めます。
現実を問題視している時、その意識のフォーカスは「過去」か「未来」(=水平軸)に向いています。
反対に、現実を中立に見ている時、私たちの意識は「今=垂直軸」の中に存在するのです。
自分の心の中にある闇に目を向け、エゴマインドの「思い込み・マインドセット」に気づき、それらを手放し続けることで、意識は「今=垂直軸」に戻ることができます。
仏教は、エゴマインドとの上手な付き合い方を、実践的なスタイルで伝えているのだと思います。
日々、実践あるのみです。
そして、このことを思い出し確認することが、「カフェお朝事(Morning Dharma Cafe)」の一番の目的です。